今日は立川の楽器屋に行った。
立川ってもっと楽器屋あった記憶なんだけど、大きいところは島村ぐらいしかなかった。イケベとか無かったっけ?ちょっと寂しい。
候補に入っていたFenderのPlayerシリーズのテレキャスが置いてあったので、早速試奏させてもらうことにした。
ネットで調べても同じ色の写真が出てこなかったので写真の切り抜き。限定カラーなのかしら。
30代ぐらいの優しそうな店員さんのチューニングが終わるまで、試奏コーナーをウロウロ。
えっなんかpsychederhythmって書いてあるギター置いてあるんだが
トトトトトトトトとりあえずPlayerテレキャスを試奏する。
Fenderのテレキャスらしさ、そこに若さを加えたようなサウンドが良かった。アリよりのアリ。
店員さんとテレキャストークをした後、(メイプル指板のテレキャス欲しいんですよね〜みたいな話をした)
ぼく「あの〜そこのサイケも試奏しても良いですか?メープルじゃないですけど」
店員さん「結構値段飛ぶけど大丈夫ですか?」
ぼく「大丈夫です、サイケなら20万↑出してもいいと思ってるので(適当)」
思えばここが沼の入り口だったのかもしれない。
店員さんの「大丈夫ですか?」は「予算大丈夫ですか?」という確認ではなく、「弾いたら欲しくなっちゃうけど大丈夫ですか?」という純度100%の優しさだったのだ。
当時の僕は判るはずもなかったのだが。
これがpsychederhythmのテレキャスターだ!
弾いてみた。
うん、欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい
一回握っただけでピッタリとハマるネック。サテン仕上げなのに指板との継ぎ目が全く無かった。出来が良すぎて逆に怖くなった。
一度ピッキングしただけでしっくりくるボディ。何がそうさせているのかは分からないけれど、Playerよりもめちゃくちゃ弾きやすいと感じた。Playerも悪くない、けど段違いだった。
一度見ただけで目を奪われた綺麗な塗装色。この縁取りサンバースト可愛すぎませんか?裏の赤色も良い赤色。
店員「この色と同じギター、2本しか作ってないんですよ」
うわ
とりあえず超前向きに考えます(本当)と述べて退散した。
数年前のこと。
ギターを買ってもらったけど色も形も気に入ってなくてすぐ飽きた高校生の僕。ドラムのスティックだかヴィオラの弦だかを八王子駅の島村楽器に買いに行った時のことだった。
ふとエレキギターのコーナーを鑑賞していた僕は、一本のギターに目が奪われた。
psychederhythmのテレキャスターだった。
ちなみに対応してくれた島村の店員、数年前に八王子店に居たらしい。運命ですか?
僕が思うpsychederhythmの1番の魅力、それはギターの色。
(https://www.shimamura.co.jp/shop/hiroshima/product/20211123/21523, https://www.rockin.co.jp/shop/archives/91009.htmlより画像引用)
サイケのテレキャスの多くはこんな感じで、
・トップに縁取りがされている
・トップとそれ以外の塗装色がはっきりと分けられている
という特徴がある。
この色分けのおかげで「テレキャスのカクカク感」が高まってる感じがするし、大胆なカラーパレットもユニークで良いよね。
ちなみに試奏したサイケは25万だ。高い。
でも僕は考えた。
「ヴィンテージ」を愛好するギターリストも居るように、良いギターは相当長く使える。ギターは耐久消費財よりも耐久する財なのだ。つまり、長く使えば長く使うだけ日割りコストが安くなるので、早めに買った方が合理的ということになる。
また、良いギターは資産になる。アナログ楽器の技術発展はデジタルに比べてだいぶ遅いので、十年経ったらパソコンは無価値になるのに対して、ギターは数十年経ってもそれなりの市場価値を維持することができる。
更に、「子供がギターに目覚めて親が楽器を譲る」というシチュにおいて、良いギターはより良いアドバンテージを与えることになる。作りの良いギターは演奏がしやすいし、弾き方によって色々な表情を見せてくれることがモチベーションにもなると思う。だって家にグランドピアノあったら絶対ピアノ続けてるもん私。
まあデカすぎる買い物なのでちゃんとじっくり考えます。
スネア売ろうかな。